差し入れの受け取り
家族が入院している病院の看護師に差し入れを持って行くという人はいるようです。実際にお世話になっている看護師に対して、少しでも感謝の気持ちを表したくて差し入れをしたいという気持ちは分からなくもないことです。実際に私が入院をした時にも母が看護師に対して差し入れのようなお菓子を持ってきてくれました。その時は快く看護師たちは受け取ってくれました。そしてそのことを聞いた時に私は母に対して感謝をしました。
差し入れを通して少しでも看護師と、患者や患者の家族との距離を縮めることが出来るというのは、とても理想的なことだと思います。それは賄賂でもなんでもないわけです。もっと思いやりのある世界だと思いますので、出来れば差し入れをOKの病院の方が心が通じ合えるようにも思います。
しかし中には、悪質なものを差し入れとして渡される場合も考えられます。そういう時、差し入れを受け入れたことがあるのであれば、この人からは受け取ったけれどこの人からは受け取れないというようなことが出来なくなってしまいます。
そのため、ほとんどの医療機関では差別化を無くすためにも差し入れを受け取らないと言っているところが多くあるようです。実際に悪意を持って物を看護師に渡すような人もいます。
そういう人がいることにより、心から感謝の気持ちを込めて差し入れをしたいという人の心が伝わらないのは残念なことのように思いますが、看護師や医療機関も自分自身や病院自体を守らなければいけないということを考えれば仕方が無いことです。